2023年3月6日、国立病院で、情報システムエンジニアで看護師でもある山田章子さんと共に、「医療紛争に備えた正しいカルテの書き方」のテーマで、講師をしました。
第1部は、山田さんから、看護師として高度急性期病院で勤務された経験から、電子カルテの記載について実践的な話をしていただき、第2部では、私より、実際の医療裁判で、カルテ記載がどのように評価されるのかについて、裁判例を挙げながら解説をしました。
講義に利用したパワーポイント↓
講義後、現場でのカルテ記載はやはり限界がある、人員の問題やシステム自体の問題も大きいというご意見もありました。確かに、全てを記載することは現実的に難しいでしょうが、カルテは、医療従事者が最善の医療行為を行ったことの証であり、何より、患者のためにも、必要な情報は可能な限り記載しなければならないと思います。