平成25年6月29日,大阪労働者弁護団賛助交流会で,「セクシャルマイノリティの職場環境を考える」というテーマで進行役を務めました。
セクシャルマイノリテイとは,性自認,性的指向,身体上の性別に関して,社会の多くの構成者とは異なる人たちをいいます。一般的にLGBTI(レズビアン,ゲイ,バイセクシャル,トランスジェンダー,インターセックス)と総称されることが多いですが,実際には,その内実は様々です。
セクシャルマイノリティの問題は,本来は生き方の違いであるはずの性自認や性的指向の違いを理由に,社会や職場から,不合理な差別を受けるという人権問題です。
職場でカミングアウトしていない同性愛者や職場に同化しようとしているトランスジェンダーなど,様々な立場の当事者にとって,差別を問題化することで不利益を受ける状況があり,そのため,人権問題,労働問題として充分に把握されてきませんでした。
当日は,セクシャルマイノリティの人達たちについて,どのような人権問題,労働問題があるのか,会社,組合,職場の同僚,様々な立場から,当事者から相談を受けたときに,どのように対応するべきか,会社側には,どのような職場環境を整えるよう要求していくべきか,活発な議論がなされました。
お知らせ
2013.07.01